８月ダーナ（8月10日）

にぎやかな蝉しぐれの８月の朝。ダーナがありました。

2歳児さん以上のお友だちが、きれいなお花をもって本堂で朝のお勤めをしました。

園歌「めぐみのこども」や仏歌「手をあわせ」や「見ていてね」を歌い、「奉讃文」「おやくそく」を今日も元気いっぱい唱えます。

園長先生と「おはようございます」のご挨拶の後、「蝉の おべべ」という詩（金子みすゞ）を読みました。

　

   母さま、裏の木のかげに、

　蝉のおべべがありました。

　蝉も暑くて脱いだのよ、

　脱いで、忘れて行ったのよ。

　晩になったらさむかろに、

　どこへ届けてやりましょか。

 

「おべべ」とは、お着物や お洋服のこと。みんなも見たことある蝉の抜けがらのことだよ。

私とお母さんとの会話から 二人の小さな命への優しい気持ちが感じとれる素敵な詩。

今、樹木の枝で一生懸命鳴いている蝉の一生はとても短く、暑い夏の終わりとともに命が尽きてしまいます。

蝉取りをして遊んだ後、つかまえた蝉たちを虫かごから全て逃がしてあげる 優しいめぐみのお友だち。

 

大きな大きなジャンボ絵本で「赤オニぎり 青オニぎり」のお話を楽しみました。

三角おにぎりの赤オニさんのお店と、まん丸おにぎりの青オニさんのお店。どっちがおいしいかで喧嘩してしまった二人。さてさて、おにぎり対決は、どうなってしまうのでしょう…。

「おにぎりぎりぎり　赤オニさん。　おにぎりぎりぎり　青オニさん。」音楽に合わせて、思わず歌を歌い始めるお友だち…。

けんかの後の仲直り。「ごめんなさい」は、魔法の言葉。心がとっても温かくなりました。８月も、お友だちと仲よく遊びましょうね。