１月ダーナ（１月６日）

新年あけまして南無(なも)阿弥陀仏(あみだぶつ)（おめでとうございます）。

新しい年を迎えた１月のダーナ。幼児組と２歳児のお友だちが、お家からもってきたかわいいお花やおもちつきでついた鏡餅を「ののさま」にお供えし、今年初めてのダーナのお勤めをしました。

園歌「めぐみのこども」や仏歌「見ていてね」を歌い、４つのお約束をみんなで元気よく唱えます。

園長先生が金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」という詩を紹介してくれ、みんなで読みました。

「星とたんぽぽ」

青いお空のそこふかく、

海の小石のそのように

夜がくるまでしずんでる、

昼のお星はめにみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。

 

ちってすがれたたんぽぽの、

かわらのすきに、だぁまって、

春のくるまでかくれてる、

つよいその根はめにみえぬ。

見えぬけれどもあるんだよ、

見えぬものでもあるんだよ。

 

私たちのまわりには、たくさんの見えないものがあるのですね。

目に見えないけど生物が生きていくのに欠かせない空気。みんなの成長を願って応援してくれるお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、先生、お友だちのやさしさも目には見えませんね。

目には見えないけれど在って、とても大切なもの。

 

見えるもの・見えないもの両方を感じられる人になりましょう。

見えないものも想像できると、人にやさしく暖かくなれる。

お友だちの気持ちを考えられる優しい人になってくださいね。

めぐみのお友だちはみんな仏の子。「ののさま」も姿かたちは見えないけれど、いつもみんなの側で見守ってくれています。

 

やさしい声で仏歌「いつまでも」を歌い、「いのちのまつり」のお話を聞きました。

 

僕や私に命をくれた、お父さんお母さん。お父さんお母さんに命をくれた、おじいちゃんおばあちゃん。おじいちゃんおばあちゃんに命をくれた、ひいおじいちゃんひいおばあちゃん…。命も見えないけどずっとずっとつながっているんだね。

もうすぐ音楽会。お友だちと力を合わせてこれからの練習がんばりましょうね。